更新:2016.11.20.印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

 今までの高齢者施設の多くは集団対応型で、欧米に比べ利用者の個性が表れていない施設が多いのが現状です。安全の優先や狭いスペースを理由に、家から持ち込めるものが無く、誰でも同じような部屋になってませんか?空間とは、その人の価値観や大切にしていることがにじみ出るものであるべきです。障害をもっても、自分らしく生き抜く場所を作れるのがケアである。そうわかってても、皆さんはこんなことにお困りではありませんか?


・これからの高齢者の施設って、今までのような無機質な空間でいいの?


・安全は押さえ、一人ひとりの価値観が表れた部屋にするにはどうすればいい?


・大規模な工事は無理。今の現場でできることはあるの?

 このセミナーでは、施設の居室を題材にします。もし、高齢者になり障害をもった自分が施設に入ることになったという設定です。この施設は自分で生活スケジュールを決められる+居室は自由にレイアウトできることとします。発想を大きく飛ばし専門家が自分ごとで考えるアイデアは、現場を変える大きな力となります。
安全かつ個性がにじみ出る居室にするには、その方の今までの価値観と現在の障害の状況を把握する、今までのケアの手法を応用するだけです。そう、みなさんの知識・技術をカタチにすれば、できるのです。

1. これからの高齢者施設は、多様性のある居室が重要であるとわかります。


2. 安全はもちろん、その人らしさをひきだす面白さがわかります。


3. 今の現場でできる居室の模様替え。ケアの集大成がカタチになります。



 本来、建築とは空間により人間に心地よさを提供するものです。『施設だから、まぁこんなもんでしょう』と無機質で効率性だけを追い求めた空間は、ゆたかな暮らしをするには味気ないものです。まずは、普段見慣れている施設が建築という視点から見ると、いかに改善が必要なのかを感じて頂きます。

山奥の旅館。景色が綺麗に見える窓。

高知の山奥にあるオーベルジェの旅館。窓とは換気だけではなく、風景を切り取る装置。

香川の海に面したリゾートホテル。

シンプルながら、質の高い空間。外の海を眺め、たたずむためのウッドデッキ。



 このセミナーでは、一般的な施設によくある間取りの部屋の模様替えをします。障害をもっても、こんな生活がしたいという想いをかたちにします。安全性を確保しながらも、好きな家具などのカタログを切り貼りしたり、楽しく作業をして頂きます。

居室をつくるには、ニーズから。

このセミナーの実技は、まずその人がどんな生活をしたいかの聴取から始まります。発想を飛ばしてから、現状を考えていきます。

症状を想定します。

施設に入るということは、何か障害があるということ。ニーズと安全の両立をリアルに考えるため、モデルケースの症状を設定します。



 このプランは、私が住みたい居室です。パーキンソン病という設定で、安全に暮らせる導線やつたい歩きができるような家具の選択をしています。もちろん、自分の好きな家具や家電製品を選んでおり、安全かつ自分らしい生活ができるようにデザインしました。

作業療法士の私が施設に入った場合(例)

私が将来、施設に入ったらこんな生活をしたい。そこから全てが始まります。一度、発想を飛ばして自由に考えます。

ちょっとの工夫で居室が変わる。

ニーズを聞くことや居室まわりを少し変えることはできる。本が好きな方には居室に本棚を、花が好きな人とは一緒に切り花を。

模様替えの考え方をお伝えします。

自分が入りたい施設を考えます。

図面に切り貼り、色をつけて完成!

自分がいつか介護が必要になる時が来るかも・・・と考えたこともありませんでした。
人様のご提案をする前に、自分が年をとったとき、どんな暮らしをしたいのか、そこから考えることが大切だと思いました。


ひとり一人が自分のしたいこと、好きなことをし続けられる豊かな暮らしを提案していきたいと思います。



単身で暮らす高齢者の方がどんどん増えていると感じていますが、どのように関わっていけばよいかわからず、うやむやにしているところがありましたが、本日のセミナーでインテリアコーディネーターの役割の大切さを再認識しました。


以前から、『施設』ではない『施設』がほしかったので、自分の中で計画を暖めていきたいと思いました。


とても興味深い内容でした。これからの仕事に活かしていきたいと思いました。


実際にプランしてみて、スペースが狭くて望む生活をするにはいかがなものかと考えさせられました。様々な知恵・工夫を盛り込みたいですね。


今回のセミナーで、親が施設に入った時のことを考えることができました。


住宅改修をする場合は、仕事だけの考えではなく、自分も老いることを考えてプランしようと思いました。


介護が必要な方の住宅改修は安全性と使いやすさしか考えていなかったが、高齢者でもちょっと楽しくなれる工夫をしようと思いました。


建築士やコーディネーターだけでなく、リハビリスタッフや介護士、看護師などが加わってあれこれ話し合うのは、とてもありがたいと思いました。









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2013.5.5.更新しました。